コラム
美容師の転職にはポートフォリオ作りが大事!(2018年01月18日)
クリエイターが自身の実績をアピールするために活用するポートフォリオ。Port(ポート)とは「携帯する」という意味で、就職・転職活動をするうえでは必須のアイテムです。どのような点に意識してポートフォリオを作ればよいのかを説明します。
なぜポートフォリオが大事なの?
一般的に人を雇おうとする企業は書類選考や面接などを通じ、その人物の人格や技術力などを総合的にみて自社に適した人材かどうかを判断します。履歴書や職務経歴書などでどのような美容院にいたのか、どのような受賞経験があるのかなどをアピールできます。これに加えてポートフォリオでどのような髪型を得意とするのかなどを積極的にアピールしたほうが採用担当者は応募者の技術力の高さを判断しやすくなります。また、ポートフォリオ自体が一つの作品なので、クリエイターの採用ではポートフォリオからその応募者の作品に対する意識を読み取ることができます。自分が大事にする想いや技術力を伝えるために、サロンワーク用ポートフォリオとコンテスト用ポートフォリオの2種類を用意しておくとより有効です。
ポートフォリオ作成の際のポイント
ポートフォリオ(Portfolio)は、そもそも「書類入れ」「紙ばさみ」という意味です。このため、ポートフォリオに入れる資料は自由に抜き差ししてよく、むしろ就職活動では応募する企業に応じて内容を変えることが大切です。(※1)応募先の美容院などのターゲット顧客層を把握して、自分の技術力をその美容院で活かせることをアピールすることがポイントです。また、美容師のポートフォリオでは、ポートフォリオ自体のデザインや構成も問われています。テイスト別に作品を整理したり、その作品を創った背景がわかりやすく示されていたりすると採用担当者に好印象を与えることができるはずです。モデル選びもこだわりの見せ所なので、テーマに合ったモデルにお願いして作成することをおすすめします。(※2)
美容師が転職活動をするときのポイント
自分の技術力や想いを伝えるため、美容師の就職・転職活動ではポイントとなるポートフォリオ。自分の考えが伝わるように構成・狙いをしっかりと考えたものを企業に応じて作り分けましょう。ポートフォリオを見ただけでその人の世界観を掴めるようなものを作れると就職に大いに有利に働きます。反対に自分を知ってもらいたい想いが強すぎるあまり、詰め込んで構成することなく作成すると、見づらくなって採用担当者に敬遠されかねません。また、100均で買えそうなファイルやスマホで作品を見せると、自分の作品に対する想いを低く見られてしまい、就職に不利に働くことがあります。美容業界におけるポートフォリオの重要性を認識して、こだわりのポートフォリオを作成することをおすすめします。
※1.【マイナビクリエイター】ポートフォリオとは – Portfolioの意味と3つの業界での使い方
https://mynavi-creator.jp/knowhow/article/what-is-a-portfolio
※2.【Seyfert Ltd】美容師のポートフォリオ・スタイルブックで大事なポイントを採用担当者に聞いた
https://www.qjnavi.jp/special/sense_skills/stylebook/2/